【Q&A】立禅って何を訓練しているの~?

こんにちは。

今回は気功を学んでいらっしゃる
海外在住の方からいただいたご質問への
返信メールの抜粋をシェアします。

以下、ご質問メールより抜粋
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川津先生の講座を全て網羅して拝見できたわけでは
無いのですが、、、形や理論などは多くの映像は
目から鱗・・と思うような、ご説明などあり
助かっております。ありがとうございます。

もしかして・・川津先生のyoutubeの中の、
どこかの映像にあるのかもしれませんが、
例えば「立禅」は、なにを訓練しているものなのでしょうか? 

経絡みたいな線路の中の気の流れを良くする訓練なのか、

それとも、丹田に意識を置くための
意識エネルギーの置き場所を明確にする訓練なのか・・

それとも武術的な意味の抜き足差し足忍び足のように
動けることを訓練しているのか・・。

いくつか、気功の本を読んだり、ネットを検索しているですが、
「立禅 他など・・は、具体的に、それが何のために
訓練しているのか、何になるのか?」など、

多くの型が何のためにやっているのか?が、
説明されているものは、まだ見つけておりません。

もし、機会がありましたら、
「何のため?や、これをすると何が生じる等」を
お話ししてくださると嬉しいです。

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※以下ご返答メールからの抜粋
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メッセージ及びご質問ありがとうございました!

気功は頭で理解しなくても体が変化を感じてくれるので
いいですよね。

Q,「立禅」は何を訓練しているのか・・・
このご質問についての私なりの回答としましては

A、その人の目的によっても、段階によっても異なる・・・

という抽象的なものになります。
だから、どの書籍や資料にも固定した表現はないのだと思います。

目的や取り組むメリットも同様に様々です。

・気の流れをよくする。
・体の不調を消す。
・脳派を変えてリラックスし、たまった疲れをとる。
・無駄な力みをはずしてパフォーマンスを上げる。(仕事・スポーツ)
・天地と繋がるエネルギーのパイプをクリーンにする。
・想念、イメージ、願望の現実化を加速する。(良くも悪くも)
・自分と外界の境目をなくし、本来すべてが一体であることを思い出す。

ご質問メールでおっしゃったそれぞれの内容も全てあてはまると思います。

取り組んでいれば、自然と全てがクリアされていくので
何かが訓練されていると考える必要はないです。

このテーマもいずれまた動画のネタに
させていただきますね。
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何かヒントになることがあればと思い
シェアさせていただきました。

私の場合は最後の項目:

「自分と外界の境目をなくし
本来すべてが一体であることを思い出す」

一日の中で定期的に、ここに意識を注ぐことで
本来の自分に立ち返るよう心がけています。

いずれ、それも要らなくなると思います。

ふつう~に日常を過ごすことが
「たんとう功」・「立禅」をし続けているのと
同じことのようになっていくからです。

それではまた~!

站樁功(たんとうこう)・立禅まとめ

こんにちは。

しえんです。

今日は「站樁功」・「立禅」について
動画のまとめをしておこうと思って
書き始めました。

ヒトって意識しないと
なかなか立ったまま静止している
時間ってないですよね。

チカラを抜いている時間も意外に少ない・・・

そういった非日常的な状態
「ただただ無駄な力を抜いて立つ」ことの
習慣化をオススメするのは

そこにメリットがあるからです。

僕の感じてきた站樁功に取り組む
メリットというのは・・・

・地に足が着く感覚がしっかりとしてきて
根拠のない安心感、心の安定が得られる。

・気の巡りがよくなり、日々の疲れが
リセットされる。

・自分の内側を繊細に感じられるようになり
不調を未然に防ぐことができる。

・直感が冴えやすくなり思考や想念の現実化が
加速する感じが出てくる。

などなど挙げ始めたらキリがありません。

厳密には「站樁功」と「立禅」は違う
とおっしゃる方もおられるかもしれませんが

僕は分けて考えていません。

太極拳の練功として行うものを
「站樁功(たんとうこう)」と呼び

気功の世界や意拳(大成拳)・大気拳などに
伝わる練功を「立禅」と呼ぶ傾向があり

それぞれ姿勢や意念の用い方なども
微妙に異なるのは確かです。

ただ個人的には
望んだ結果を手に入れられるのであれば
名前やスタイルに執着する必要はないと
思っています。

(※どちらにも触れたうえで述べています。)

ちなみに僕が学んだ太極拳の系譜は以下です。
どの老師にも現時点で拝師はしておりません。

陳式太極拳
ーー陳發科→楊易辰(北京から西安に移住)→白悦本→蘭廣華老師

呉式太極拳
ーー呉鑑泉→馬岳梁→袁順川老師(2016年ご逝去)

楊式太極拳
何建一老師(通常は心意六合拳と八極拳でお世話になっています。)
http://www.wyzx.gov.cn/Item/33022.aspx

短期間ではありますが
気功及び太極拳の理論、意拳の理論や
基本功は同じ日本在住の中国の先生から
学びました。

その方は意拳創始者、王薌斎の弟子、
王選傑老師から直接学ばれたそうです。

また、太極拳の理論を
凌空勁が動画でも拝見できる
石明老師という方から学んだとのことです。
https://youtu.be/0VUqpdKUa1I

僕が教室等でお伝えしている站樁功や
立禅の理論的な部分はその先生から学んだ
内容の影響が比較的大きいと感じています。

ということで
話題がそれてしまいましたが

「站樁功」と呼ぼうが「立禅」と呼ぼうが
とにかくオススメ!ということです。

では具体的にどのようにするのか
初めての方でも簡単に取り組めるよう
動画を貼り付けておきます。

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腕を持ち上げずにただ立つだけの
無極立禅↓↓↓

立ち方の要点をまとめた最新2017年版↓↓↓

胸(壇中)の前やお腹(臍下丹田)の前に
掌(労宮)を対応させる時の腕の持ち上げ方↓↓↓

それでは一緒に取り組んでみましょう↓↓↓

椅子に座ったまましたい方はこちら↓↓↓

復習も兼ねて・・・
かなり昔に撮影した「立禅の要点」はこちら↓↓↓

おつかれさまでしたー。

取り組んでみての感想は以下のフォームから
お願いします。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/d57acde9282068

それではよい週末をお過ごしください。

最後までお付き合いいただき
ありがとうございました!